回らなくなった日立製掃除機のブラシを最低限の分解で直してみた

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namimoriです。

数年使ったHITACHI製のスティッククリーナー(PV-BHL2000J)のヘッド部のブラシが回らなくなり自走しなくなってしまいました。

ブラシを取り外してみると、回転パーツ部分にゴミ(主に髪の毛)が絡んでいるのが原因でした。

ネット上には大がかりな分解清掃をしている記事・動画等ありますが、ひとまずネジ一本・最低限の分解で対処できたので紹介します。

※一部取扱説明書に記載のない部品の分解を行います。最低限の分解にとどめていますがメーカー保証対象外・自己責任となりますのでご注意ください。

機種

  • 本体:PV-BHL2000J
  • ヘッド部:D-DP19 (適合機種 BHL1000JW,PV-BHL1000J,PV-BHL1000J1)
※パワーヘッドD-DP19の適合機種については日立オンラインストアより引用。本体PV-BHL2000J以外にもヘッドにD-DP19を採用しているこれら機種であれば同様手順と思われます。

手順

ブラシの取り外し(取扱説明書記載)

ヘッド側面の「ひらく」レバーをカチッと言うまで手前に引きます。

「ブラシホルダー」(カバー)を外します。

これでブラシが取り外せます。ここまでは取扱説明書に記載のとおりのメンテナンス方法です。

回転パーツのカバー外しと清掃(説明書記載なし)

これ以降の分解は不当な修理・改造に該当しメーカー保証が効かなくなる(保証期間内であっても有償となる)可能性があります。破損、故障、保証失効等あらゆる責任を筆者は負えません。作業は全て自己責任でお願いします

まず先ほど外したブラシホルダーと逆側のカバーのネジ(+)を外します。

するとカバーが外せ回転パーツ部(プーリーというらしい)に一部アクセスできるようになります。この状態では回転パーツ自体は外せませんが、これ以上の分解は大変そうなのでこのまま清掃します。※ここで、ハケの軸部分についている小さいバネが外れる可能性があるのでなくさないように注意しましょう(向きを確認したうえで作業中は外しておいた方が安全かもしれません)。

回転パーツ周辺、特に緑と白のパーツの間に毛が絡まっており回転できなくなっていました。

ブラシや目打ち、マチ針などで毛や糸くずをかき出し除去していきます。長い毛は何重にも絡まっているのでカッターで切りつつ毛抜きやピンセットで地道に取り除きました。

逆の手順で組み立て、テストするとブラシが回転するようになりました。

※本来ブラシは下向きかつ床面に着いていないと回転しません。撮影のため車輪部のスイッチを作動させ(無理矢理)回しています。

純正交換パーツや中古品も入手可能

純正交換パーツ取り扱い

カデンの救急社というサイトにてメーカー純正交換パーツが購入できるようです。楽天市場およびYahoo!ショッピング内にも出店されていますが、上記プーリーなど細かいパーツは直営サイトのみでの取り扱いのようです。(また、純正品か不明ですが、プーリーはAmazonにも一部取り扱いがあるようです。)

メーカー修理費用(18000~25000円前後[1])やパワーヘッド本体の購入・交換費用(16500円[2])と比較し、部品交換(上記サイトでプーリー・送料合わせ~2000円程度)ならかなり安価に済みます。清掃だけでは直らなかった方や分解修理に自信のある方は部品交換で対応するのも良いでしょう。※勿論、保証期間内であれば余計な分解をせず修理に出すことをおすすめします。取扱説明書に記載のない分解や部品交換は保証対象外となります。

フリマサイトで中古品入手

メルカリなどで動作確認済みの中古ヘッドを購入するのも手です。記事執筆時点で、数千円程度で中古品(パワーヘッドのみ)が出回っていました。

「日立 D-DP19」の検索結果 - メルカリ

まとめ:自己責任だがネジ一本で改善可能かも

日立製掃除機のパワーヘッド自走ブラシが回らない不具合について、ネジ一本の簡易な分解と回転パーツ周辺の清掃で改善することができました。自己責任の分解となりますが、保証期間外の修理費用と買い換え費用との比較検討をした上で試してみる価値はあるかと思います。

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