100均商品でコンデンサーマイクの安価な保管方法を考える

公開:2020/05/29

楽器・機材

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先日、こっそり(?)コンデンサーマイクを購入したnamimoriです。

購入したのは「AKG P120」という機種でコンデンサーマイクとしては最低価格帯(購入当時は税込み6000円弱)のものです。 

安価なものなので付属品は本体と専用マウントのみ。保管ケースなどは当然ありません。コンデンサーマイクといえばダイナミックマイクに比べ湿気や衝撃に弱く、緩衝材付きの密閉ケースやデシケーター(こんなものたち)に保管するのが一般的です。 

今回私が購入したものは安価なので出しっぱなしにして使い倒しても良いとか、高級機ほど繊細なものでないから不要だとかそんな意見もありそうですが、せっかくお金出して買ったものなので大事に扱いたいところ。しかしながら、しっかりしたケースなど買ったりするとそのうちマイクの本体価格を超えそうでそれも本末転倒な感があります。

そこで100均商品(と家に余ってたもの)たちで作ってみました。

用意したもの

  • タッパー(セリアで購入)
  • プチプチ緩衝材(最近通販を利用して捨てずにとっておいたもの)
  • シリカゲル乾燥剤(以前ダイソーで購入し余っていたもの)

タッパーはマイク本体の長さ・直径よりひとまわり大きいものを選びました。タッパーの蓋や壁とマイク本体との間に十分な緩衝材を入れるスペースを確保するためです。

ここにプチプチを敷き詰めシリカゲルを二袋ほど入れておきます。

シリカゲル乾燥剤は事前に軽くタオルでくるんでレンジでチンして水分を飛ばしておきました。加熱時間は20秒ずつ様子をみながら計1分ほど。あまり加熱しすぎるとタオルに焦げ付いたり、袋が溶けたりするので注意しましょう。

注:レンチンで乾燥能力が回復するのは「シリカゲル」乾燥剤です。誤って「生石灰」乾燥剤を加熱しないように。

プチプチでマイク全体を覆うようにして完成。

見栄えは悪い(特に緩衝材)ですがまあ良いでしょう。ウレタン緩衝材などをマイクの形にくり抜くなどすると良いんでしょうが、今回100均ではそれっぽいものは見当たりませんでした。今度ホームセンターなどで探してみて安かったら使ってみようかなと思っています。(調子に乗るとそのうちマイク本体価格を超えそうなので注意!)

十分乾燥を保てそう

今回購入したタッパーは蓋にパッキンがついていないタイプなので完全な密封とまではいきませんが、湿度計を入れ一晩放置したところ湿度50%程度の部屋でタッパー内部は35~40%ほどまで下がったので良しとしましょう。

梅雨の時期や夏場の天気が悪い日などは室内の湿度が70%ほどにもなる部屋に住んでいるので、これでなんとか持ちこたえてほしいところです。

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