100均商品で自転車ヘルメットへの安全対策

自転車をよく使うようになり、ヘルメットを被るようになりました。色々と検討し、安全基準であるSGマークおよびCE EN1078認証付きの以下のヘルメットを購入しました。
(無数の良品・粗悪品が入り乱れるネット通販ですが、海外の安全基準への適合を謳っていても基準への適合が疑わしい物が多く出回っている[1]ようです。日本国内の認証元機関のサイトに記載のある事業者・メーカーの製品[2]をまず検討してみると失敗する可能性が減りそうだと感じました。)
ただ、黒メインのデザインかつ反射材加工もされていないため、薄暮れ時や夜間は目立ちにくいです。夜間の目立たない自転車乗りは自動車から見てなかなか怖い存在です。事故発生時に身を守るためのヘルメットですが、そもそも事故を未然に防ぐ対策も重要です。
今回は安価なヘルメットということで、コスパ重視の100均商品を中心に追加の安全対策を施しました。
黒い反射シール
セリアで購入した黒反射テープを貼りました。LUMICA製。なお、セリア以外の100均でも取り扱いがあると思われます(ワッツの公式通販にも掲載があります)。
製品としては大判の長方形タイプ(70mm×100mm)と丸角形にカット済みタイプの2種類があるようですが、私が行った店舗にはカット済み(画像のもの)しか置いてませんでした。
貼り付けてみるとヘルメットのデザイン(ツヤありの黒)に馴染み明るいところではあまり(遠目では殆ど)目立ちませんが、ヘッドライトや懐中電灯の光が当たると白く反射します。※他の色の反射材と同じく「再帰性反射」のため、観測者は光源に近くないと反射しているように見えません。特に至近距離で試す場合には目線とライトの位置とを近づけて確認する必要があります。[3]
画像右側はスマホカメラでフラッシュを焚き撮影したものです。黒反射シールはヘルメット下部に貼った高輝度反射シート(廃番の古いダイソー商品)と比べると反射時の視認性は劣りますが、何も貼らないよりは目立ちます。黒のデザインを損ねたくないが少しでも夜間のドライバーに対する可視性を確保したいという場合に有効です。110円で試しみて、良さげなら3Mや和気産業の物(数百円~千円程度)を検討するのも良いかもしれません。
リアライト(リフレクター付き)
ヘルメット後頭部にリフレクター付きのセーフティライトを取り付けました。セリアで購入。販売元はグリーンオーナメント社なので、セリア以外の各100均でも取り扱いがあるかもしれません[4]。
ヘルメット後頭部の穴が丁度良い位置に空いているので、そこに巻き付け取り付けました。ただ、バンドの長さが足りないのでダイソーのシリコーンリングゴム[5](髪留め用)で延長しました。細・太2種類ありますが、ライトのフックのサイズ的に太1本あるいは細2本[6]でちょうどよいと思います。
ちなみに、バンドは横方向に巻き付けたときライトに上下の角度が付くような形状です。そのため、縦方向に巻き付けたい場合は付属のバンドを使わず固定する工夫が必要です。(あるいは、ドライバーに見えやすいよう斜め右向きに固定するのでも良いかもしれません。)
自転車自体に赤の後方反射板は当然付いていますが、リアライトを高い位置で点灯・点滅させることでより視認性を高める狙いです。私自身、ドライバー目線に立って見ても特に赤点滅はよく目立つと思った経験があります。また、薄暮れ時に無灯火の自動車に対しても存在をアピールできます。さらに反射板付きなので、電池切れでも夜間の安全対策には意味を成す点も良いです。
なお、進行方向を誤認させないためにも赤色のライトや反射材は後ろ側で使うのが良いと思います。
まとめ
安価なヘルメットということで、100均商品を中心に追加の安全対策を施しました。車体よりもさらに高い位置に反射材・ライトがあるため視認性はより向上するはずです。服装にかかわらず多少なりとも安全性を確保する方法として手軽でおすすめです。
また、いくら安全対策といえど過度な反射やライト点滅は却ってドライバーの運転の妨げになり得ます。そういった点で、黒反射シールは眩しく反射するというより白く光って見えるという印象なので丁度良いと思います。





