DVD styler とImgBurnで二層DVDにDVDビデオを焼く方法:レイヤーブレークの設定
今回はDVDStyler というフリーのDVDオーサリングソフトで編集したデータを、片面2層DVD(DVD-R DL や DVD+R DL)にImgBurnというこれまたフリーのライティングソフトで焼いてDVDビデオを作成する方法を紹介します。
なお、本ページの情報はネットで調べたやり方をnamimoriのPCやDVDディスク、再生機器等で行ったら上手くいった…という趣旨のものです。みなさんの環境次第では全く同じようにはいかないかもしれません。ご了承ください。
まず、2層ディスクとは
簡単にいえば記録層が2つあり、通常の記録ディスクの2倍近い情報を書き込めるディスクです。通常のDVDが4.7GBの記録容量なのに対し、片面2層DVDには8.5GBの情報を書き込めます。
DVDでは「DVD-R DL」と「DVD+R DL」の2つの規格があり、細かい規格や互換性等に差異があるようですが、(互換性問題が生じ得る古い機器を使う場合を除き)我々一般人がさほど気にするほどのものではないようです[1]。
ちなみに、namimoriはバーベイタムジャパン (Verbatim Japan) 製のDVD+R DLを使用し友人への配付などしましたが問題なく再生してもらえています。
レイヤーブレーク(ブレークポイント)
今回ポイントとなる「レイヤーブレーク(ブレークポイント)」とは1層目と2層目の切り替わり地点のことをいうようです。この切り替わりの部分で再生が一瞬止まる場合があるため、DVDビデオの場合はシーンが切り替わる部分や暗転している場面などに設定する必要があります[2]。
この設定を今回はImgBurnで行います。
DVDStylerでオーサリング
まずはDVDStylerで2層ディスク用にオーサリングします。今回は2層DVD作成に関する部分のみ書いていきます。(基本的なDVDStylerの使い方はこちらやこちらを参照されるのがおすすめです。)
なお、本記事ではWindows32bit版のver. 3.1 を使っており、画面のスクリーンショットもそれに準拠します。(バージョン等異なりますが、Windows11 64bitでも同様の方法でDVD作成ができました。)
ディスク容量を2層DVD用に設定
DVDStylerを立ち上げた際の以下の画面にて、
「ディスク容量」を「DVD-9 (8.5GB)」にします。
ソフト立ち上げ時のこのダイアログを非表示にしている場合や、設定せずにOKで進んでしまった場合は、DVDStyler画面左上の「DVD(D)」→「オプション(O)...」からプロパティを開いて設定できます。
この設定をしたうえで動画ファイル等を追加しメニューなどを作ります。(動画ファイルの追加方法やメニュー作成方法などについては先ほど紹介したサイト等を参考に。)
オーサリングの際の設定
動画を追加しメニュー等が完成したら、「ファイル(F)」→「DVD書き込み(B)」あるいは、燃えるDVDアイコンをクリックし、

書き込みメニュー(下図)を開きます。

ここで「生成のみ(オーサリング)」を選び、任意の保存先を指定し開始します。すると、指定のフォルダに「AUDIO_TS」と「VIDEO_TS」の二つのフォルダが生成されます。
なお、「ISOイメージを作成」を選びイメージファイルを作成してImgBurnで書き込もうとしたところ、「このイメージファイルは2層ディスク用だけどレイヤーブレークの設定がないよ!このまま書き込むとビデオが上手く再生されないかもよ!(ざっくり意訳)」との趣旨のメッセージが出てしまい、レイヤーブレークの設定もできませんでした。
ということで、今回はDVDStylerではオーサリングのみ行い、レイヤーブレークの設定はImgBurnで行うという方法をとっています。
ImgBurnでレイヤーブレークを設定し書き込み
次に、ImgBurnを立ち上げ、空のディスクをドライブに入れておきます。
なお、今回ImgBurnはWindows 32bit版 ver. 2.5.8.0(日本語化済み)を用いておりスクリーンショットもそれに準拠します(なお、Windows11 64bit環境でも同様にできました)。また、ImgBurnについてもここでは2層ディスク書き込みに関連する部分についてのみ記述するので、基本的な導入手順や使い方についてはこちら等を参照ください。
まず、「ファイル/フォルダーをディスクに書き込み」を選び、
下図の「入力元」の部分に先ほどDVDStylerで生成した「AUDIO_TS」と「VIDEO_TS」の二つのフォルダをドラッグ&ドロップ。
右下の電卓アイコン(イメージサイズの計算)をクリックすると、
「レイヤーブレーク位置の作成」が開きます。下の画像では選択肢が一つしか出ていません(おそらくディスク容量ギリギリでビデオ作成しているため)が、複数選択肢が表示されることもあるようです。その場合は各選択肢左の「評価」アイコン(良し悪しは画面下部に表示)に基づき適切なポイントを選びます。
レイヤーブレーク位置を選択したら、「選択したセルをプレビュー」し、適切な位置(動画の暗転位置など)になっているか確認しOKを押しましょう。

OKで前の画面に戻り、画面左下の「構築」ボタンを押してDVDに書き込みます。
多少時間はかかるかもなので気長に待ちましょう。
2層DVDビデオも個人で作成可能
namimoriはこの方法でDVD+R DLにDVDビデオを書き込み、PCやDVDプレーヤー等で再生できることを確認しました。
今ではBlu-rayディスクの値段も下がってきており、さほど変わらない値段で片面2層DVDよりも大容量・高画質のビデオを作成することができます。しかし、まだまだDVDの方が書き込み・再生できる環境としては汎用性が高いんじゃないかと思います。
ビデオをディスクメディアで配布したいけど、配布先にはBlu-rayプレーヤーを持ってない人が多い…とか、DVDにしたいけどなるべく少ないディスク枚数にしたい…という方はぜひ2層DVDのビデオ作成にも挑戦してみてはいかがでしょうか。