【ギター】Play Key E (C#m) での1,2弦開放:コード表にあまり載ってない押さえ方2

公開:2020/04/10

ギター 音楽

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花粉症の辛い時期は部屋干し必須なnamimoriです。

前回の記事に引き続き、あまりコード表に載ってないコードの押さえ方を紹介していこうということで今回はKey E Major (C#m ) でよくやる押さえ方編です。

開放弦を利用したコード:Play Key E の場合

プレイキーEメジャーといえば、次のコードをよく使いますね。


こんなコードが並んでいると「うわ、バレーコードばっかりじゃん…」となって、カポを2つ・4つと上げて、プレイキーDとかCにしてしまいがち(某サイトも「簡単コード」などといってやたら高いフレットにカポをつけたがります)です。

しかし、これらのコードの1,2弦を開放した形の次のようなコードに置き換えることができます。

Aadd9の押さえ方。1,2弦を開放している。Bsus4(Badd11)の押さえ方。1,2弦を開放している。音的にはsus4だが、sus4したあとに3度に戻さないので、add11とも解釈出来る。C#m7の押さえ方。1,2弦を開放している。

F#m7(11)の押さえ方1。開放弦の利用G#m7(-13)の押さえ方。1,2弦を開放している。

プレイキーEメジャー(C#マイナー)であれば、基本的にもとのコードと同じアルファベット(A, AMaj7 → Aadd9 とか、G#m, G#m7 → G#m7-13 とか)で表される上記のコードに置き換えることが可能です。ただし、マイナー系コードをメジャーに、メジャー系コードをマイナーに置き換えるのはNGです。(たまに出てくる「G#7」を上記「G#m7-13」に置き換えるのはNG、など。)

当然、慣れないうちは指板を見ないでのフレット移動が大変だったり、ミュートが大変だったりします。が、慣れてしまえば指の移動も少なく、ほぼ手の形固定でスライドするだけになるのでめちゃくちゃおすすめ!

さらに、F#mとG#mは形を変えてつぎのように押さえたり、
F#m(11)の押さえ方2。1,2弦の開放G#m(11)の押さえ方。1,2弦開放

Aはさらに低音弦をハイフレットに移動してつぎのように押さえたりできます。
Amaj7の押さえ方。1,2弦開放、低音弦をハイフレットAadd9の押さえ方2。1,2弦開放、低音弦をハイフレット
高音弦の1,2弦を開放しながら弾くので、きらびやかかつ、開放弦なので音が軽くならずにずっしりと響かせることができます。アルペジオよりはストロークで鳴らす曲に向くかと思います。

スピッツのスパイダーのコード

さて、またまたスピッツの名前が登場しますが、スピッツの「スパイダー」という曲


この曲のライブバージョンでギターボーカル草野マサムネさんの手元を見てみると、

イントロとAメロは1,2弦開放を使った押さえ方をしています。(ちなみに、BメロのF#m、G#mは開放弦を使わずバレーコード、サビも普通のAとバレーコードのBで弾くみたいです。)

前回のGの押さえ方もそうでしたが、namimoriはマサムネさんの真似がしたくてこの押さえ方を覚えました。

スピッツ好きな方は是非この押さえ方を覚えましょう!スピッツの他の曲では「夜を駆ける」でもこの押さえ方を使います。

まとめ:たまにはカポを下げて挑戦してみてはいかが?

ちょっと特徴的な響きのする開放弦を使ったコードの紹介でした。いままで「カポ4のPlay key D」で演奏していたあの曲も、「カポ2のPlay key E」で演奏してみてはいかがでしょうか?曲の雰囲気に合わせたコードフォームやプレイキーが見つかるかもしれません。
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