WAVEFORMの使い方:ピアノロールでノートの色をスケールやコードに合わせて変更

公開:2021/02/16

Computer DTM 音楽

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Tracktion WAVEFORM をチマチマいじっております。namimoriです。

今回はWAVEFORMのノートカラーをエディットのキーやスケール、コードトラックのコードに合う音合わない音ごとに分けて表示する方法を紹介します。今回namimoriは有料版のWAVEFORM PROを使っており、画像もPROの画面のものです。

ざっくりいえば「MIDIエディタ画面でノート色を『キー・スケール・コードに追従する設定』に変更する」だけです。順を追って説明します。

まずキー・スケールの設定

今回はまず最初に、

  • キー・スケールの指定
  • コードトラックにコードの打ち込み
  • ピアノロールへのメロディの打ち込み

をした以下のエディットを用意しました。(トラック2はコードの響きの確認用にコードトラックのコードに追従するピアノトラックです。)

なお、とりあえず最低限、キー・スケールの設定がされていればコードやメロディの打ち込みは後でも大丈夫です。


ピアノロールエディタからノートのカラー設定

次にピアノロールエディタ(MIDIクリップをダブルクリックで開く方でも、トラックをダブルクリックで広げる方でもどちらでも可)でノートを選択状態にし、下のように右端の4色の色指定アイコン(色がキー・スケール・コードに追従するモード)をクリックします。するとノート色がキー・スケール・コードに合致するかしないかそれぞれ色分けされます。


なお、最初からノートカラーを色分けモードにしておけば打ち込んだMIDIノートが随時色分けされます。

ノートの色分け設定

ノートの色分けは、

  • In-key chord note:キー・スケール内のコード内の音
  • Out-key chord note:キー・スケール外だがコード内の音
  • In-key scale note:キー・スケールに合致するがコード外の音
  • Out-of-key scale note:キー・スケール外かつコード外の音
となります。この色選択は「Settings(設定)」の「Appearance(外観)」内「MIDI Note Colour(MIDIノートの色)」から変更できます。


ちなみに、「Highlight current key in MIDI background(MIDIの背景で現在のキーを強調表示する)」にはデフォルトでチェックが入っており、マニュアル(英語版)によると、

「MIDIエディタのピアノロールの背景はテンポトラックで指定されたキーに合う行は白く、合わない行はグレーになるよ。音程がキーから外れないようにMIDI編集するガイドになるよ。これはデフォルトでオンだよ。(ざっくり訳)」

とあり、たしかにその通りなのですが、チェックを外してもピアノロールの背景は変化しませんでした。バグなのか思ってるところと違うところが変化しているのかはわかりませんでした。

追記(2021/6/12):再確認したところ、チェックを外すとピアノの白鍵にあたる部分(ドレミファソラシ)の背景は白、黒鍵にあたる部分の背景がグレーとなりました。チェックを入れるとキーに合う部分の背景が白になります(ver. 11.5.17時点)。

まとめ:設定しておけば視覚的に確認できて便利

以上がMIDIエディタ上でのキー・スケール・コードへのノート色の追従設定の解説でした。

コードを打っておけば視覚的にメロディがコードに合致しているか確認できて便利です。

なお、無料版のWAVEFORM FREEでは「コードトラック」機能が使えないのでコードトラックを参照したコードへのカラー追従はできません。しかし、コードトラックを使わずともノートがスケールに合うかの確認だけでもだいぶ参考になるかと思います。

ぜひお試しください。では。

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