スマホはずっとandroidのnamimoriです。
今回は動画の前後部分を高速に無劣化カットできる無料androidアプリ、「LVC(LosslessVideoCutter ロスレスビデオカッター)」を紹介します。(Google Play上での表示名は「LVC 動画編集アプリ(カット専用)」。)
動画の必要部分のみカットしたい
スマホで撮影した動画のSNSへのアップロード、他人への送信、PCへのコピー、動画編集ソフトへの読み込み等の際、長時間の動画だと保存容量・通信容量の消費や読み込み・送受信時間の増加など問題になってきます。また、編集の際あらかじめ余計な部分を除いておくことで編集がスムーズになります。
必要部分のみをあらかじめ切り出すと良いですが、普通の動画編集ソフト・アプリではエンコードという処理が入ることで、多少なりとも画質が変化(劣化)したり変換に時間がかかってしまいます。
Lossless Video Cutter は動画ファイルの前後カットに特化したアプリです。カット位置を「キーフレーム(概ね0.5~1秒単位)」という部分に限定することでエンコードすることなく無劣化で高速にカットすることができます。
以下のような用途に向きます。
- あらかじめ不要部分をカットしてからメッセージアプリ等での動画のシェア
- SNSへアップロードする前に前後カット(保存・通信容量の節約)
- データ保存・移動時の容量節約
- 本格的な動画編集の前に無劣化で簡易カット
使い方
動画ファイルの読み込み
まず、中央の(+)アイコンをタップしてファイラーを起動し動画ファイルを選択します。
なお、ギャラリー系アプリの共有メニューから動画ファイルをLosslessVideoCutterに共有することで本アプリに読み込ませることもできます。
切り出し範囲の選択
基本的に画面下部の○アイコンをスライドして切り出す範囲を選択します。範囲を微調整したい時は<>をタップしてキーフレーム単位で○スライダーを移動できます。
画面上部のシークバーは再生・プレビューの現在位置で、{ は現在位置をカット選択範囲の始点に、}は現在位置をカット選択範囲の終点に設定します。
出力
再生して問題がなければ右下のチェックマークをタップして確認画面でOKを選択しカットを開始します。ここで全画面広告が表示される場合は広告の再生を待って広告を閉じるボタンが表示されるのを待ちましょう。
変換成功の画面が出て終了です。動画サムネイルをタップすると再生アプリの選択が表示され再生確認することができます。右上のチェックマークをタップするとアプリの起動直後の画面に戻ります。
カット後の動画ファイルは「 /DCIM/LosslessVideoCutter 」に出力されます。ver.1.0.3時点では保存先の変更はできないようです。
まとめ:高速・無劣化で快適
いくつか動画ファイルの書き出しに使っていますが、目に見えた劣化や音ズレもなく、また書き出しも高速(今回15分程度の動画を5分ほどにカットしてみましたが数秒で書き出せました。)で非常に快適です。
長い動画だと読み込みには多少時間がかかることもありますが、その後のファイル移動や編集ソフトへの読み込み等の時間が短縮されたり、通信・保存容量が減らせることのメリットの方が大きいと思います。
また、デベロッパーのPanecraft, Inc.は国内法人で開発者も日本人なのでサポートも日本語で対応していただけるのが良いところ。namimoriは同デベロッパーのアプリ「TwitPane(ついっとぺーん)」の有料版も利用していますが、このアプリも積極的に開発が続けられていてnamimori的に好印象のデベロッパーです。(なお、TwitPane内での連携にも対応しています。TwitPaneアプリ内でツイート作成画面にて動画を添付し、サムネイルをタップ→「カット編集」を選ぶとそのままLVCが起動し自動的に動画が読み込まれます。LVCでの編集後はチェックマークをタップで自動的に編集済み動画がTwitPaneに添付されます。)
LVC 動画編集アプリ(カット専用)
Panecraft, Inc. posted withアプリーチ
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