最近、ようやくTaskerを購入して色々試しています。namimoriです。
今回はTaskerを使って使用アプリごとにIME(入力アプリ)を自動的に切り替えるレシピを紹介します。
namimoriの場合はFirefox Focus(シークレットブラウザ)を使う時にあらかじめシークレットモード(学習無効化)したGoogle日本語入力に切り替え、ブラウザ履歴も入力の学習履歴も残さないという使い方をしています。他にも特定言語のみ入力するアプリではその言語のIMEに切り替えるなどの使い方が考えられます。
なお、今回namimoriは
- Zenfone6 (Android 11)
- Tasker (Ver. 5.12.22)
- Tasker内の表示言語は日本語に設定
Taskerとは
TaskerとはAndroidの様々な状態をトリガーとして自動的に動作を行うアプリです。有料アプリですが、本体は2021年6月現在400円前後(通貨レートやセールなどで変動あり。)と安価に購入できます。
Tasker
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レシピ概要
今回作成したプロファイル/Profile の概要は以下のようになっています。
コンテキスト/Context (トリガー・条件)
特定アプリの起動
タスク/Task (特定アプリ起動時の動作)
カスタム設定/Custom Setting(default_imput_method を特定IMEに切り替え)
終了タスク(特定アプリを終了したときの動作)
カスタム設定/Custom Setting(default_imput_method を普段使いのIMEに切り替え)
次章からそれぞれ詳しく説明していきます。
新規プロファイル作成でコンテキストに該当アプリを選択
まず、動作(タスク)を起こす条件(コンテキスト)にアプリの起動を設定します。
今回はプロファイルの新規作成から行います。プロファイル/ Profile 画面にて+をタップしてコンテキスト/ Context(トリガー)に「アプリ」を選択。次の画面で今回IMEを切り替えたいアプリをタップし選択状態にします。(複数選択可。)
この状態で←をタップか戻るボタンで前の画面に戻ります。
タスクにカスタム設定を選択
次にタスクにIMEを変更するための設定を追加していきます。
レをタップするとタスク編集画面に移動するので、+をタップし「設定」から「カスタム設定」を選択します。
カスタム設定にデフォルトの入力方法切り替えを設定
カスタム設定のアクション編集で、デフォルトの入力方法を切り替える(IMEを切り替える)よう設定します。種類や名前、値などを手打ちする方法ももちろんありますが、今回は検索機能を使います。
「名前」欄の虫眼鏡マークをタップし、「検索」をタップし、「OK」をタップ。
これで設定の検出待機状態になります。この状態でどんな方法でもいいので実際に変更したい入力アプリへとIMEを変更します。(適当な入力欄を選択してキーボードを表示させ、「入力方法の選択」を開いて変更するのが簡単かと。)
IMEを変更したら前の画面の「名前」欄横の虫眼鏡マークを再びタップします。
すると検出待機中に変更された設定名が表示され、いずれかを選択するよう指示されます。ここで「'default_imput_method':from... to ...(各々により異なる)」を選択します。
これで、種類や名前、値などが自動的に入力されます。「値」の欄には変更後の入力アプリのパッケージ名が入ります。
ここまでで、アプリ起動→IME切り替えまで設定できましたので戻るボタンでプロファイル一覧画面まで戻ります。
終了タスクを設定
最後にアプリ終了時に、普段使いのIMEに戻す設定を追加します。
プロファイル一覧画面で、作製したプロファイルをタップし、右側のタスク部分を長押ししメニューを表示。「終了タスクを追加」をタップします。
ここで、先ほどと同じように、「新しいタスク」から「カスタム設定」を追加し、同様に入力方法を変更する設定をすればOKです。
Taskerのトップ画面で「レ」をタップしプロファイルを有効化
全ての設定を終え、プロファイル一覧画面にもどると、画面上部に「レ」マークがあるはずなのでタップするとプロファイルが有効化されます。
以上で、特定アプリを開くと自動でIMEが変更される(そしてアプリを終了するとIMEが再び変更される)プロファイルの完成です。
まとめ
どれほど需要があるかはわかりませんが、複数のIMEを切り替えて使う方にとって、IMEはアプリ毎に決まっているのではと思い紹介しました。
今回のポイントは「カスタム設定」でデフォルトの入力方法を切り替える点です。一見Tasker上に見当たらない設定項目でも変更できる可能性があります。また、細かい名前がわからなくても検索機能で自動で入力されるので他の設定にも応用しやすいと思います。
また、このレシピ通り使わなくとも、何か他のプロファイル作成のヒントになればと思います。
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