WAVEFORM の使い方: ピアノロールにMIDI ノートネームを表示
namimoriです。今回はTracktion WAVEFORM にてピアノロール上にMIDIノートネームやドラムマップ、キーマップを表示する方法を紹介します。マニュアルでは見つけられなかったのですが、フォーラムや海外の動画で方法を発見したので紹介します。なお、WAVEFORMの画面はver. 12.5 のFREE版です。
目次
MIDIナンバーとノートネームのテキストファイルを用意
まずは、音名と表示するドラムキットやキースイッチとを対応させるテキストファイルを用意します。形式は以下のように「MIDIノートナンバー」(TABまたは半角スペース)「表示名」(改行)とします。拡張子は「.txt」で文字コードはUTF-8で読み込めることを確認しています。
# #はコメントアウト記号
# Drum Map - GM short names - Tracktion Waveform
81 TRINGL
80 TRINGL
79 TRINGL
78 CUICA
77 BLOCK
76 BLOCK
75 CLAVES
74 GUIRO
73 GUIRO
72 WHISTL
71 WHISTL
70 MARACA
69 CABASA
68 AGOGO
67 AGOGO
66 TIMB
65 TIMB
64 CONGA
63 CONGA
62 CONGA
61 BONGO
60 BONGO
59 RIDE
58 VSLAP
57 CRSH
56 COW
55 SPLSH
54 TAMB
53 BELL
52 CHINA
51 RIDE
50 TOM4
49 CR
48 TOM
47 TOM
46 HH OPN
45 TOM
44 HH PED
43 FLOOR
42 HH CL
41 FLOOR
40 SN2
39 CLAP
38 SN1
37 STICK
36 KICK
35 KICK
ノートナンバーは昇順/降順どちらでも構いません。また、割り当ての無いノートナンバーは表示名を入力しないでおくか、番号自体を省略すればOKです。
保存先は初期設定では「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Tracktion\Waveform\MIDI Note Name Maps」となっていて、読み込む際もこのディレクトリが最初に参照されます。また、一部のプラグイン音源はインストール時に対応したマップファイルをこのフォルダに保存してくれるようです。(詳細不明。Spitfire Audio LABS のドラムマップなどが入っていましたがWAVEFORMに同梱されていたものかLABSのインストール時に入ったのものかは不明です。)
このテキストファイルは自作しても良いのですが、REAPERというDAWで用いられているのと同形式のようで有名音源のものはネット上に転がっていることが多いです。ありがたくもらっておきましょう。下記REAPERのStashにて「MIDI-Drum-Maps」「Key-Maps」カテゴリ内を探すか、「(音源名) note name maps for REAPER」などでネット検索すると良いです。
REAPER | Resources
tag:MIDI-Drum-Maps
REAPER | Resources
tag:Key-Maps
自作する場合はエクセルやGoogleスプレッドシートで編集し、TAB区切りの形式でエクスポートすると楽です。(後述します。)
MIDIノートネームマップの読み込み
アクションから読み込み
MIDIマップを表示したいトラックを選択した状態でブラウザを開きます(ショートカットキー「b」)。ブラウザの「Actions(アクション)」にて「Track」内のアクション「Load MIDI note names map」をクリックし実行します。
するとエクスプローラーが開くので任意のMIDIノートネームマップファイルを選択し開きます。
すると、下記のようにMIDIエディタ上にノートネームやドラムマップが表示されます。表示されない場合はエディタをある程度拡大すると表示されます。また、入力したノート上にも名前が表示されます(拡大して表示領域が十分な場合)。
プラグインから読み込み
WAVEFORM12以降ではプラグインから読み込むこともできます。プラグイン「MIDI Note Names」(Waveform→Utilitiy内にカテゴライズ)をトラックにインサートします。プラグイン内にてMIDIノート番号・音名横に表示名を手打ちするか、「Import Names」からMIDIノートネームマップファイルを読み込むことでMIDIエディタ上にノートネームが表示されます。
使いどころ
複雑な奏法キースイッチやドラム音源ごとの細かい奏法・キット名をMIDIエディタ上に表示することができるため、いちいちDAW画面から離れてマニュアルを参照せず打ち込みに集中できます。
また、単純な音名のマップ(「Note Map - flats.txt」「Note Map - sharps.txt」「Note Map - both sharps and flats.txt」)もデフォルトで用意されています。音楽初心者などピアノロールに音名を表示させておくと良いかも知れません。
サンプルとしてBFDの無料版「BFD Player」のMIDIキーマップを作ったので下記リンクからダウンロードしてご活用ください。Waveformの他、未検証ですがREAPERでも使えるはずです。
おまけ:テキストファイルを自作するためのTips
表計算ソフトで作成
Googleスプレッドシートやエクセルでノート番号列と表示名列の2列の表を作ります。(ノート番号の入力はオートフィル機能を使うと楽です。)
そして、作った表ファイルをTAB区切り形式のテキストファイルでエクスポートすればOKです。Googleスプレッドシートの場合は、「ファイル」→「ダウンロード」→「タブ区切り形式(.tsv)」で保存し、保存したファイルの拡張子を「.txt」に変更しましょう。
PDF上の表はGoogleドキュメントやWordで開くとコピーしやすい
ドラムマップ・キーマップがPDFマニュアルに表示されている場合、PDFから表計算ソフトへ行と列を分けての直接コピペはできない場合が多いです。その場合は、PDFファイルをGoogleドキュメントやWordで開くと行と列を分けてコピーしスプレッドシートやエクセルへ貼り付けができる場合があります。うまく活用しましょう。