WAVEFORM の使い方: ピアノロールにMIDI ノートネームを表示

公開:2024/01/25

DTM 音楽

𝕏 f B! P L
本サイトには、広告あるいはアフィリエイトプログラムによるプロモーションが含まれる場合があります。
スポンサーリンク

namimoriです。今回はTracktion WAVEFORM にてピアノロール上にMIDIノートネームやドラムマップ、キーマップを表示する方法を紹介します。マニュアルでは見つけられなかったのですが、フォーラムや海外の動画で方法を発見したので紹介します。なお、WAVEFORMの画面はver. 12.5 のFREE版です。

MIDIナンバーとノートネームのテキストファイルを用意

まずは、音名と表示するドラムキットやキースイッチとを対応させるテキストファイルを用意します。形式は以下のように「MIDIノートナンバー」(TABまたは半角スペース)「表示名」(改行)とします。拡張子は「.txt」で文字コードはUTF-8で読み込めることを確認しています。


# #はコメントアウト記号
# Drum Map - GM short names - Tracktion Waveform
81	TRINGL
80	TRINGL
79	TRINGL
78	CUICA
77	BLOCK
76	BLOCK
75	CLAVES
74	GUIRO
73	GUIRO
72	WHISTL
71	WHISTL
70	MARACA
69	CABASA
68	AGOGO
67	AGOGO
66	TIMB
65	TIMB
64	CONGA
63	CONGA
62	CONGA
61	BONGO
60	BONGO
59	RIDE
58	VSLAP
57	CRSH
56	COW
55	SPLSH
54	TAMB
53	BELL
52	CHINA
51	RIDE
50	TOM4
49	CR
48	TOM
47	TOM
46	HH OPN
45	TOM
44	HH PED
43	FLOOR
42	HH CL
41	FLOOR
40	SN2
39	CLAP
38	SN1
37	STICK
36	KICK
35	KICK

ノートナンバーは昇順/降順どちらでも構いません。また、割り当ての無いノートナンバーは表示名を入力しないでおくか、番号自体を省略すればOKです。

保存先は初期設定では「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Tracktion\Waveform\MIDI Note Name Maps」となっていて、読み込む際もこのディレクトリが最初に参照されます。また、一部のプラグイン音源はインストール時に対応したマップファイルをこのフォルダに保存してくれるようです。(詳細不明。Spitfire Audio LABS のドラムマップなどが入っていましたがWAVEFORMに同梱されていたものかLABSのインストール時に入ったのものかは不明です。)

このテキストファイルは自作しても良いのですが、REAPERというDAWで用いられているのと同形式のようで有名音源のものはネット上に転がっていることが多いです。ありがたくもらっておきましょう。下記REAPERのStashにて「MIDI-Drum-Maps」「Key-Maps」カテゴリ内を探すか、「(音源名) note name maps for REAPER」などでネット検索すると良いです。

REAPER | Resources

tag:MIDI-Drum-Maps

REAPER | Resources

tag:Key-Maps

自作する場合はエクセルやGoogleスプレッドシートで編集し、TAB区切りの形式でエクスポートすると楽です。(後述します。)

MIDIノートネームマップの読み込み

アクションから読み込み

MIDIマップを表示したいトラックを選択した状態でブラウザを開きます(ショートカットキー「b」)。ブラウザの「Actions(アクション)」にて「Track」内のアクション「Load MIDI note names map」をクリックし実行します。

するとエクスプローラーが開くので任意のMIDIノートネームマップファイルを選択し開きます。

すると、下記のようにMIDIエディタ上にノートネームやドラムマップが表示されます。表示されない場合はエディタをある程度拡大すると表示されます。また、入力したノート上にも名前が表示されます(拡大して表示領域が十分な場合)。

プラグインから読み込み

WAVEFORM12以降ではプラグインから読み込むこともできます。プラグイン「MIDI Note Names」(Waveform→Utilitiy内にカテゴライズ)をトラックにインサートします。プラグイン内にてMIDIノート番号・音名横に表示名を手打ちするか、「Import Names」からMIDIノートネームマップファイルを読み込むことでMIDIエディタ上にノートネームが表示されます。

使いどころ

複雑な奏法キースイッチやドラム音源ごとの細かい奏法・キット名をMIDIエディタ上に表示することができるため、いちいちDAW画面から離れてマニュアルを参照せず打ち込みに集中できます。

また、単純な音名のマップ(「Note Map - flats.txt」「Note Map - sharps.txt」「Note Map - both sharps and flats.txt」)もデフォルトで用意されています。音楽初心者などピアノロールに音名を表示させておくと良いかも知れません。

サンプルとしてBFDの無料版「BFD Player」のMIDIキーマップを作ったので下記リンクからダウンロードしてご活用ください。Waveformの他、未検証ですがREAPERでも使えるはずです。

Drum Map - BFD Player.txt

おまけ:テキストファイルを自作するためのTips

MIDIノートネームマップのテキストファイルを自作する際のちょっとしたコツを紹介します。

表計算ソフトで作成

Googleスプレッドシートやエクセルでノート番号列と表示名列の2列の表を作ります。(ノート番号の入力はオートフィル機能を使うと楽です。)

そして、作った表ファイルをTAB区切り形式のテキストファイルでエクスポートすればOKです。Googleスプレッドシートの場合は、「ファイル」→「ダウンロード」→「タブ区切り形式(.tsv)」で保存し、保存したファイルの拡張子を「.txt」に変更しましょう。

PDF上の表はGoogleドキュメントやWordで開くとコピーしやすい

ドラムマップ・キーマップがPDFマニュアルに表示されている場合、PDFから表計算ソフトへ行と列を分けての直接コピペはできない場合が多いです。その場合は、PDFファイルをGoogleドキュメントやWordで開くと行と列を分けてコピーしスプレッドシートやエクセルへ貼り付けができる場合があります。うまく活用しましょう。

参考サイト

スポンサーリンク
スポンサーリンク

カテゴリラベル

月別アーカイブ

スポンサーリンク

最新記事

プロフィール

namimoriのプロフィール画像

namimori

namimori(なみもり)と申します。

歌やギター、弾き語り等の音楽関係の他、Androidスマホ、フリーソフト等を用いたPC活用などが趣味。

a S
スポンサーリンク

QooQ

Powered by Blogger.