ギターペグのヘッドのネジ穴をDIYで補修

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ギターの練習よりも手入れの方に熱が入ってしまうnamimori(@namimori37)です。

目次

エレキギターのペグがぐらつく

手持ちのエレキギターの弦交換ついでに各部の掃除やネジの緩み確認をしていたら、2弦のペグ(マシンヘッド)がぐらついていることに気づきました。

ネジを締め直そうとするもヘッド裏のネジ穴がバカになっているようで上手く締まりません。

ペグを外して確認すると1・2弦ペグ間のネジ穴横の木部が割れて剥がれていました。

修理が必要な状態ですが、こういう時に自分でいじくり回す用にほぼジャンクで入手したギターなので、リペアショップや楽器店には頼まず自分でネジ穴の補修をすることにしました。

修理に使ったもの

えぐれた木片や埋木の接着にはコニシの木工用ボンドを使いました。接着剤はリペアの現場ではタイトボンドが使われることが多いようです[1][2]が、ネック折れ修理やアコギのブリッジ接着のように剥がす方向に強い力がかかる箇所ではないので、とりあえず家にあったものを利用。タイトボンドが乾燥後は肉痩せなく硬化するのに対し、コニシのボンドは酢酸ビニル系で乾燥後でも柔らかめですが、埋木を留める用途なのでまあ大丈夫でしょう。

タイトボンドも高価なものではないので今後のDIY用に買っておいても良いかなと思っています。(追記:購入しウッドボンゴの修理に使いました。)

爪楊枝はネジ穴の埋木に使いました。namimori調べで利用している方・やめた方が良いという方、色々情報がありましたが、とりあえず家にあったものを使ってみます。なにせ失敗しても良いギターなので。しばらく使って様子を見てみます。(埋めた所と同じ箇所にまたネジ穴を空けるので爪楊枝を使った簡易な方法で良いだろうという考えです。)

作業

ネジが締まらない直接の原因はおそらくネジ穴横の割れが原因ですが、割れ部分の破片を接着するだけでなく念のためネジ穴も埋め直しました。

ほぼ自分用の作業記録ですが、参考程度に紹介します。

ペグを外し、割れた欠片をボンドで固定。ネジ穴にボンドを注入し爪楊枝で埋木。ここではみ出したボンドを拭き取り除去。ボンドの乾燥・硬化までは1日ほど待ちましました。

割れ部分については、本当はクランプで固定して圧をかけた方が良かったなと反省しています(輪ゴムや洗濯ばさみすら使うのを忘れました)。一応これでも問題なくくっついているようには見えますが。

ボンドの乾燥後、爪楊枝の飛び出した部分をカッター、ペンチで落とし、

マスキングテープで周辺の塗装部を保護。

ヤスリでなだらかにしました。爪楊枝はやわらかいので簡単に削れます。

埋木をした部分にキリで軽く下穴を空けペグを再びネジで固定。問題なく締まりました。強度はいまのところ問題なさそうです。外したついでにペグも磨きました。(反射・映り込みがすごかったので念のため少しぼかしてます。)

ひとまずDIYで補修可能

特に精度や技術が必要な作業もなく簡単にできました。ヤスリがけは簡易に短時間で済ませたので作業時間はほぼボンドの乾燥待ちだけでした。強度はまだ不明ですが、様子をみて使っていければと思います。

2024年1月追記:1年半以上経ちましたが、再びペグがグラつくようになるといった問題は起きていません。

ということで、DIYでも簡単に補修できますよという紹介でした。

参考リンク

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